台湾プロ・中信が春季キャンプ始動 平野恵一新監督「責任と覚悟持つ」
(屏東中央社)台湾プロ野球、中信ブラザーズの春季キャンプ開幕イベントが21日、南部・屏東県で行われた。今季から1軍監督に就任した平野恵一氏は報道陣の取材に応じ、責任と覚悟を持って任務に当たりたいとの心境を語った。 平野氏は2022年、阪神時代のチームメートで当時中信の1軍監督だった林威助氏の招きを受け、1軍打撃・野手統括コーチとして中信入り。23年に林氏が監督を辞任して以降はファームで野手の育成に努めていた。昨年12月に1軍監督への就任が発表された。 今季は楽天モンキーズの1軍監督に古久保健二氏が就任し、台湾プロ6球団のうち2球団の1軍監督を日本人が務める。平野氏は古久保氏と連絡を取り、台湾の選手が持つ高いポテンシャルを十分に引き出したいと語ったと明かした。台湾プロだけでなく台湾代表チームも良くすることが、両氏の共通の目標だという。 平野氏はまた、能登半島地震の被災地支援のために台湾人が寄付金を寄せていることに言及。関連のニュースを見てとても感動し、台湾に感謝を示したい気持ちがより深まったと語った。その上で、日本から台湾に対する感謝をスポーツを通じて伝えたいと決意を示した。 (楊啓芳/編集:田中宏樹)