日韓戦の主将は? 佐々木則夫なでしこ監督代行「ヒントは期待を込めた部分」…布陣は「4バックがベース」
日本女子代表(なでしこジャパン)の監督代行を務める佐々木則夫氏が韓国女子代表戦の前日会見に出席し、試合に向けた準備やキャプテン、当日のシステムについて言及した。 26日に『国立競技場』で開催される「MIZUHO BLUE DREAM MATCH2024」にて韓国と対戦するなでしこジャパン。ベスト8敗退に終わったパリ・オリンピック2024後に池田太前監督が退任したものの、後任人事が難航し、かつて約8年間に渡ってなでしこジャパンを率いた佐々木氏が監督代行として指揮を執る。 FIFA女子ワールドカップ制覇やロンドン・オリンピック2012(ロンドン五輪)準優勝に導いた経験を持つ佐々木氏は「練習とミーティングを繰り返し、練習したことを映像で見て、日数は少なかったですが、密度を濃く準備してきました」と前置きしつつ、「今後のなでしこジャパンの指標になるゲームをやると選手にも伝えています。船出として、いいものになるように選手に頑張ってもらえるものを準備していきたいです」と意気込みを語った。 今回の“暫定体制”では狩野倫久氏、そして日本代表でも活躍した内田篤人氏がコーチを務めている。佐々木氏は両コーチについて「内田コーチは守備的な要素を中心に、セットプレーのマル秘攻撃を担当していただきました。他にもクリア練習や細かいDFの状況も準備してきました。攻撃は狩野コーチを中心にアプローチしています。全体的な統括にもトライしていただきました」とコメントした。 また、注目が集まるキャプテンについては冗談を交えながら「キャプテンについてはここに来るバスで考えてきました。腹には決めているが、まだ交渉していません。今晩、交渉と調整をします。誰になるのか、お楽しみにしていてください」と言及。その人物に決めた理由を問われると「もちろん、期待を込めた部分ですね。ヒントは」とのみ明かした。 アジアの“ライバル”韓国と激突する今回の試合。佐々木氏は「やることは積極的、勇気を持ってボールを奪うこと。攻撃的に守備をすることと伝えています。我々がリードしていても90分続ける意欲を持って練習をしてきました。攻撃は守備の状況を踏まえた上で、GKからボールを動かし、攻撃の優先順位、パスの優先順位を意識、共有観を持ってトレーニングしてきました」と明かしつつ、当日のシステムについては次のように語った。 「我々のシステムは4バックがベースかなというところもありますし、状況によっては3バックも考えています。相手の状況を踏まえた中で変更はあるかもしれませんが、順応性が高いので、あまり気にしてはいません。いいコーチが色々やってくれているので、いい準備ができました」 注目の韓国戦は26日の14時20分にキックオフ予定。試合の模様はTBS系列において全国ネット生中継される。
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