お値段3万円! 誰もが使っていた「電動鉛筆削り」コレクション
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開! 【写真】大崎潔/株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長 大崎 今回の鉛筆削りは、誰もが使っていたでしょうね。 写写丸(以下、写) もちろんです。懐かしい! 大崎 左の電動鉛筆削りは、私が実際に使っていたものです。ナショナル製「KP-11」で、1969年ごろの発売です。 写 すごい、今でも完璧に動きますね。削り具合が、5色のランプでわかる……当時はワクワクしたものです。 大崎 右の電動鉛筆削りは、「KP-8」。さらに古い商品で、未使用品です。こちらは、削れたらランプが点灯するだけです。当時は、鉛筆削りといえばナショナルでしたね。 写 この鉛筆はなんですか? 大崎 当時の小学生たちの憧れだった三菱鉛筆の「ハイユニ」です。通常の「ユニ」より高価で、気軽に使えるものではありませんでした。 写 でも、中学生あたりから鉛筆は使わなくなりますよね。 大崎 シャープペンシルにかわりますからね。でも、マークシートを塗りつぶしたり、消しゴムで消えるスピードは、鉛筆が優位です。鉛筆削りも一緒です。ボンナイフはカッターとして使えるし、中央の手回しタイプは故障が少なく、電動は速さが取り柄。それぞれ長所がある優れものだと思います。 おおさききよし 1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める 写真・梅基展央
週刊FLASH 2024年5月28日号