ホテルコンコルド浜松のうなぎ店 浜名湖新ブランドウナギ「でしこ御膳」
「ホテルコンコルド浜松」内のうなぎ料理専門店「元城亭」(浜松市中央区元城町、TEL 053-487-0990)が12月24日、浜名湖の新ブランドウナギ「でしこ」を使ったメニューの販売を始めた。(浜松経済新聞) 【写真】柔らかい身と皮、脂がのり肉厚な浜名湖産の新ブランドウナギ「でしこ」 遠鉄グループ(浜松市)が運営する「ホテルコンコルド浜松」の最上階にあるウナギ専門店として昨年1月にオープンした同店。浜松の街並みや浜松城などのパノラマ景色を見ながら浜名湖産のうなぎ料理を味わえる。 「でしこ」は今年11月、「浜名湖養魚漁業協同組合」(中央区馬郡町)が発表した新しいブランドウナギ。125年の歴史を持つ浜名湖養鰻(ようまん)の技術を結集した「最高傑作」として展開している。指定された飼料を使い、稚魚から出荷まで浜名湖地域内で養育されるなど、定められた条件をクリアしたウナギのみが「でしこ」として認定される。身も皮も柔らかく、脂が乗り肉厚な食感が特徴で、ブランド名は「伝統、進化、幸福」の頭文字を取って名付けられた。 同店では、かば焼きと白焼きの両方を味わえる「でしこ御膳」(4,900円)を昼夜各10食限定で提供する。同グループでの「でしこ」を使ったメニューは初という。営業推進部の廣永太一さんは「新ブランドが発表されて期待していた人も多いが、どこで食べられるかまだ知られていなかった。いち早くメニューとして取り入れたので、ここで味わってほしい」と話す。 肉厚な4Pサイズの「でしこ」を仕入れ、冷凍せず生のまま扱う。「関東風に背開きするが、身も皮も柔らかいため、焼き方は蒸さずにそのまま焼く関西風を採用した。外はパリッと中はふっくらとした食感を楽しめる」と和食料理長の村松竜幸さん。ウナギ本来のうまみを感じられるように白焼きもセットにしたという。ごはん、肝吸い、漬物をセットにし、白焼用に塩・ショウガ・ワサビを添える。春野町産サンショウは粒のままミルに入れて提供するため、ひきたての香りが楽しめる。 同組合では現在、でしこを返礼品にしたクラウドファンディングも行っている。村松さんは「浜名湖といえばウナギ。『でしこ』が広く知られ、新しい浜名湖ウナギとして全国の人に楽しんでもらえたら」と話す。 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分(土曜・日曜・祝日=11時から)、ディナー=17時30分~20時30分(土曜・日曜・祝日=17時~20時)。
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