意識されている3万3772円を超えられるか【今週の日経平均を考える】
先週は、米国の上昇を受けて、続伸の気配からスタートした日経平均株価は、米消費者物価指数が発表され、インフレが減速しました。 今後の利上げ観測が後退したことから、投資家心理が好転し、15日には日経平均株価は三角持ち合い上放れとなりました。 海外投資家動向からみても、3週連続買い越しとなっていて、日本株が買われている1週間。 巷では、バフェット氏率いるバークシャーハザウェイが何を買ってくるのかが話題になっています。 早ければ20日に大量保有報告書が提出されるのではないかという思惑から「どの銘柄を買ってくるのか?」にたくさんの予想が出ています。 バフェットが日本の5大商社を買っていると判明して、買いが買いを呼び大きな上昇となりました。 これと同じ現象が起こるかもしれないということで、個別銘柄が賑わいを見せています。 しかし、リスクもつきもので「バフェット氏が買ってくる」という予想で買われ上昇してきた銘柄は、買ってなかったとなると一気に売りへ転じるリスクもあるわけです。 決算の時と似たようなリスクが存在します。 相場は一方だけの考えにとらわれずに、買いも売りも、両方の視点で見ていくことが重要です。
日足の移動平均線
5日線は、上向きに推移し、株価はその5日線の上を、1間を通して推移しました。 25日線は、上向きに推移し、75日線に接近してきました。 このままゴールデンクロスとなるのか確認していきましょう。 75日線は、横ばいに推移していましたが、徐々に上昇しています。 並び順は、5日75日25日の並び順で、上昇トレンドのはじまりとなっています。 機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万712円処を推移しています。 よく上向きの200日線を株価が上抜けたら買いと言われているように、上昇トレンドとなってから株価は200日線に触れることなく強い上昇を見せています。