【ライブレポート】須田景凪、新曲披露でオーディエンスと一体化した「Artless」東京公演
須田景凪の全国ツアー「須田景凪 HALL TOUR 2024 “Artless”」の東京公演が6月29日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。 【ライブ写真】パーカッションを演奏する須田景凪(ほか全11枚) 東名阪に加え、須田の出身地である埼玉での追加公演も決定し、4会場でライブが行われるこのツアー。「飾らない」という意味のツアータイトル「Artless」には「ありのままをさらけ出すようなライブにしよう」という意思が込められた。 オープニング映像を経て、アコースティックギターを抱えた須田が1人、静けさの中で歌声を響かせる。その後サポートメンバー竹内亮太郎(G)、奥田一馬(B)、箱木駿(Dr)、村原康介(Key)が登場し、アップテンポの楽曲が立て続けに届けられた。 本ツアーのセットリストは昨年5月にリリースされたメジャー2ndアルバム「Ghost Pop」の収録曲や、今年発表した楽曲、ボカロP・バルーンとして発表した楽曲など、幅広いラインナップの構成。ライブ中盤ではアコースティック編成でのセッションが展開され、須田によるパーカッションの演奏が鮮烈な印象を残した。 新旧の代表曲にも大きく盛り上がったこの日、ひと際熱狂を生んだのが6月28日にリリースされたばかりの新曲「ユーエンミー」のパフォーマンス。7月11日放送スタートのドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」の主題歌であるこの曲は、フックとなるメロディと畳みかけるリズムが特徴のキャッチーなラブソングで、ライブではオーディエンスのクラップとともに披露された。 さらに「出会いと別れを描いた新曲です」と告げ、3月にリリースした「エイプリル」を歌唱した須田。最後に彼はサポートメンバー、スタッフ、そしてロビーにて展示されたアートパネルを手がけた盟友のアボガド6への感謝を告げ、「いい夜でしたね」と言ってステージをあとにした。 「須田景凪 HALL TOUR 2024 “Artless”」は7月6日の埼玉・戸田市文化会館公演、14日の大阪・NHK大阪ホール公演へと続く。 ■ 須田景凪 HALL TOUR 2024 “Artless”(※終了分は割愛) 2024年7月6日(土)埼玉県 戸田市文化会館 ※追加公演 2024年7月14日(日)大阪府 NHK大阪ホール