自民党で派閥再編の動き?総裁選で派閥は復活するの?自民党の今を解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
派閥は復活する?ポイントは総裁選
今後の派閥のあり方について、「派閥というよりグループみたいなものになっていき、本当に派閥なのか派閥じゃないのかは総裁選ではっきりする」と松田氏。 総裁選になったときに、グループで1人の総裁候補を応援する党議拘束のような「しばり」を設けるのかどうかが「一番わかりやすい踏み絵になる」とコメントしました。 今後、派閥からグループに移行し、掛け持ち可能で総裁選では自分の意志で投票できるということになれば、これまで派閥が持っていた人事の差配や資金力はなくなり、求心力や引き締めも弱くなることが予想されます。 MC鈴木はその点について「自民党内で物事がどう決まっていくのかが見えにくくなる」とコメント。 松田氏はそれに対し「マスコミの問題も大きい」と返します。
これまでマスコミの政治部で培ってきた政治の見方、例えば派閥や人間関係、タカ派やハト派といったものが、意味をなさなくなってきていると松田氏。それにもかかわらずその文脈で政治を語ろうとするために政治がわかりづらくなっていると語ります。 松田氏「実態としては派閥の問題でないものが派閥の問題のようになったりとか。(中略)大新聞社、政治部的な発想の分析はずれてきていると思います」 派閥は良い面もあったものの、今回の政治資金規正法違反は根絶すべき問題でもあります。松田氏は外部からチェックを入れるなど実効性のある再発防止策の必要性に言及しました。 その上で、「なんでも連座制にするのは怖い」とコメント。MC鈴木も「その議員を意図的に落とすこともできる」との懸念を示しました。 松田氏は今回の裏金事件について、金の動きそのものには違法性がなかったことに触れ「必要以上に悪いものだというか、報道が行き過ぎているという疑問もある」とした上で「ちゃんと実効性のある再発防止の議論をしてほしい」と締めくくりました。