【安田記念馬体診断】セリフォス
「安田記念・G1」(6月2日、東京) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【馬体診断】春のマイル王決定戦・安田記念の有力馬をチェック 【セリフォス A】昨年の2着馬で、4カ月ぶりのマイラーズC(2着)から参戦してきた。当時は12キロ増の馬体をしていて、若干重めが感じられた。叩かれた今回は馬体がすっきりとしている。腹回りには肋骨もうっすらと見えており、皮膚の薄さがうかがえる。ダイワメジャー産駒らしいがっちりとした体形で、上腕やトモの筋肉が発達している。前腕と下腿に血管もはっきり出ていて、毛ヅヤも抜群に輝いている。状態に関しては申し分なし。ひと叩きされての良化度は大きい。(馬サブロー栗東・竹原伸介) 〈1週前追い切り診断〉川田を背に栗東CWで6F78秒9-35秒9-11秒2(馬なり)。僚馬エスコーラ(6歳オープン)を先行させる形でスタートし、6~5Fは14秒3と普段に比べて速めのラップを刻んだ。いったん4角で息を入れてペースを落ち着かせると、そこから再加速。最後はパートナーと馬体を合わせる形でフィニッシュした。少しフォルムが緩く映った前回と違い、研ぎ澄まされた馬体で直線のフォームも迫力十分。叩いた効果は大きく、昨年2着の悔しさを晴らせる状態だ。