【被害】ムクドリの大群が駅周辺に 鳴き声とフン害に住民は悲鳴 都市部に増えた理由は 福岡
市は、木を切ったり、電線の上にワイヤーを張ったりして、ムクドリが止まりにくくするなど対策を講じてきましたが、イタチごっこの状態です。 ■小郡市 都市整備課・坂田仁 係長 「初めは効果があると思うのですが、しばらくするとその状況に慣れてしまうのか、根本的な対策とまでは言えないのが市として今悩んでいるところです。」
ムクドリの被害は、福岡市早良区西新でも確認できました。 ■加藤雅大 記者 「街路樹に相当な数の鳥が止まっているものとみられます。鳴き声がかなりうるさくなっています。」 ■街の人 「声がうるさい。結構ずっとこういう状況なので、対策できるならしてほしい。」 鳥の生態に詳しい専門家は、ムクドリを街から追い出すことの難しさを指摘します。
■都市鳥研究会・越川重治 副代表 「大抵、最初に集まってくるのはケヤキの木です。それが今、どんどん郊外も宅地化されてなくなってきたので、代わりに都市の方に来てしまった。今ごろのたくさんムクドリが集まる時期に困り果てて、駅前でいろんな対策をするが、実はそれが一番よくない。なぜかというと、追い出しても郊外には行かないからです。4月・5月ごろに、ムクドリが来ては困るという場所の枝打ちを早めにしたり、ネットがけをしたりすることが大事です。」 地域住民を困らせるムクドリの大群。問題解決は簡単ではなさそうです。