FW平河悠、初の世界大会がパリ五輪「出るからには優勝を目指してやる」
日本サッカー協会は3日、パリ五輪に臨む男子日本代表のメンバー18人とバックアップメンバー4人を発表した。今季J1初参戦で躍進する町田からはFWの平河悠(23)と藤尾翔太(23)が代表入り。年代別代表経験のなかった平河は、初の世界大会で日の丸を背負う。 世界の舞台で「HIRAKAWA」の名をとどろかせる。町田のアタッカー、平河が金メダル獲得を高らかに宣言した。 「出るからには優勝を目指してやる。チームみんなが同じ方向を向いてやることが大事」 4~5月のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯で、3試合の先発を含む全6試合に出場。「大岩ジャパン」の攻撃の軸となった。 佐賀県出身。J1初参戦で躍進する町田でも〝ダイナモ〟として存在感を誇示している。今季は出場17試合で2得点。ピッチを縦横無尽に走り回り、FW藤尾とともに首位を走るチームを牽引(けんいん)している。大岩ジャパンでも不可欠な存在で「特徴は攻守での対人能力とハードワーク。そこで貢献できれば」と活躍を誓った。 J1屈指のドリブラーに成長した23歳だが、昨年6月の欧州遠征でU―22代表に招集されるまでは「日の丸」には無縁だった。 「(A代表が)最終目標。五輪に懸ける思いを出して、その先(A代表)にも食い込んでいきたい」と一気に駆け上がる気概を示した。(一色伸裕)