長崎の若者の代表として、2025年春のNPT・核拡散防止条約の準備委員会に派遣されるナガサキ・ユース代表団の新メンバーの募集が21日から始まりました。 ナガサキ・ユース代表団は長崎県と長崎市、長崎大学でつくる核兵器廃絶長崎連絡協議会が、若い世代の人材育成プロジェクトとして2013年に始めたものです。 第13期生は8人程度を募集していて、18歳から25歳ぐらいで、核軍縮や平和問題に興味があり、日本語と英語で一定のコミュニケーションが取れることが要件となっています。 ユース代表団はこれまでに、のべ101人が参加。 国際会議への参加や各国の外交官などとの議論を通して、ネットワークを広げる機会を持ってきました。 13期生もNPT再検討会議の準備委員会への派遣が決まっています。 核兵器廃絶長崎連絡協議会　調漸会長 「（核兵器廃絶の国際会議の）現状をつぶさに見てどこに問題があって、色んなことを考えるという意味では格好の学びの場であり、交流の場になるのではないかと思っている」 核兵器廃絶研究センター　河合公明副センター長 「（本会議参加の各国代表にとっても）長崎から来た若者がいる、ということ自体に意味があるんですね。それだけ（被爆地）長崎という言葉の持つ意味が重い、大きいということだと思うんです」 応募の締め切りは10月31日で、書類審査と面接による選考が行われます。