地震で被害の能登・小木港 豊漁願いイカ釣り船団が出港
能登半島地震で被害を受けた石川県能登町の小木港で9日、中型イカ釣り船団の第一陣が日本海へと出港しました。 全国でも有数のスルメイカの漁獲高を誇る小木港では、能登半島地震の影響で港の護岸などに大きな被害を受けましたが、県漁協所属の中型イカ釣り船4隻が家族などが見守る中、9日に出漁の時を迎えました。 第八十八興洋丸の齋藤久哉船長は、「今年は元日に地震があって船の方もどうなったか心配していましたけど、無事で出港できて大変うれしく思っています」と話していました。 漁場となる大和堆周辺では、北朝鮮のミサイル問題や中国船の違法操業といった不安材料を抱えています。また2023年のスルメイカの漁獲量も、前の年のおよそ4割と大幅に減っていますが、それでも困難を乗り越えこの日を迎えた漁師たちは、今シーズンの豊漁に期待を寄せています。
北陸放送