１０月４日は語呂合わせでイワシの日です。 鹿児島県内でイワシの水揚げ量が最も多い、鹿児島県阿久根市では、地元の特産品について知ってもらおうと、小学校で出前授業が行われました。 阿久根市の山下小学校です。 子どもたちが最も楽しみにしている給食の時間がやってきました。 牛乳、麦ごはん、野菜のうま煮の隣に並ぶ魚は．．．イワシです。 「手を合わせてください。いただきます！」 １０月４日は語呂合わせで「イワシの日」。 阿久根市内の小中学校では給食にイワシが登場しました。 実は阿久根市は県内有数の産地。２０２１年度には水揚げ量が約２９００トンまで落ち込んだものの、２０２３年度は約９６００トンまで回復しています。 ４日朝も阿久根漁港では、イワシなど近海で捕れた魚の水揚げが行われていました。 漁業者 「鮮度がいいから刺身で食べるのが地元ならでは」 地元の加工業者が新たな商品開発を行うなど、ここ最近、街を挙げたイワシのＰＲに乗り出している阿久根市。 今回の出前授業もその一環で、漁業者や加工業者など１０社で結成した、その名も「イワシ一家」のメンバーが小学校を訪れました。 「目が大きくて、潤んでいるように見えるからウルメイワシといいます」 授業では棒受網漁と呼ばれるイワシ漁の方法や、丸干しの作り方などがクイズを交えて説明され、子どもたちは楽しそうにイワシについての知識を深めていました。 授業の後の給食では、子どもたちが学んだばかりのめざしをおいしそうに食べていました。 給食を食べた児童 「久しぶりに食べた。もっと食べたい」 「お母さんに「イワシ食べたい」って言います」 イワシ一家・尻無公平さん 「食べてもらうことが１番うれしいし、こうやって食べてくれている人がいるという気持ちがあるので、頑張って丸干しを作っていきたい」 児童全員 「イワシ大好きー！」 また、４日は阿久根市内の飲食店約３５店舗を訪れたお客さんには、イワシの日のＰＲとしてイワシの丸干しがプレゼントされたということです。