中国株、もみ合い後に上昇－財政相の会見控えボラティリティー高まる
（ブルームバーグ）： 10日午前の中国株式相場はもみ合いを経て上昇。トレーダーは、12日に予定されている財政政策に関する政府の記者会見の行方に注目している。
ＣＳＩ300指数は現地時間午前11時12分（日本時間午後０時12分）時点で2.8％高。９日は7.1％安と、2020年以来の大幅安で引けた。
香港上場の本土銘柄から成るハンセン中国企業株（Ｈ株）指数は４％余り上昇。11日の香港市場は祝日のため休場となる。
国務院新聞弁公室によると、藍仏安財政相は12日の会見で、景気下支えに向けた財政政策の強化策を紹介し、記者からの質問にも回答する予定。
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グローバルＸマネジメントの投資ストラテジスト、ビリー・レオン氏は「特に次のパッケージの規模と範囲が控えめなままなら、失望を招く恐れがある。投資家は2025年の財政見通しに関してより明確なガイダンスを待ち望んでおり、高ボラティリティーが続く中で、投資家は神経質な状態にとどまる公算が大きい。政府の取り組みが明確になるまで、こうした状況が続くだろう」との見方を示した。
原題：Volatility Grips Chinese Stocks With All Eyes on MOF Briefing（抜粋）
--取材協力：Charlotte Yang.
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