台湾、鮮やかな集中打で米国攻略 決勝進出へ望みつなぐ白星 プレミア12・2次リーグ
野球の国際大会「プレミア12」は22日、東京ドームで2次リーグ第2戦が行われ、台湾が米国を8―2で破って1勝1敗とした。米国は2敗。 ◇ 東京ドームに詰めかけた応援団の熱烈な声援に後押しされるように、台湾が鮮やかな集中打を見せた。1点リードで迎えた七回、無死満塁から2本の適時打を浴びせるなど打者一巡の猛攻で一挙5点。決勝進出へ望みをつなぐ貴重な白星に、曽豪駒監督は「米国は実力あるチーム。こういう結果になってうれしい」と納得の表情を浮かべた。 前日のベネズエラ戦では敗れたが、五回にソロを放つなど2安打3四球と全打席で出塁した5番潘傑楷は「若い選手が多く、チームの雰囲気はとてもいい」と前を向く。終わってみれば14安打、8得点と米国の投手陣を攻略した。 23日は、1次リーグB組で対戦した際に敗れた日本と再戦する。「侍ジャパンは世界一のチーム。ただ、われわれは世界と接近するために戦っている。台湾の野球を世界に知ってほしい」と指揮官。大一番で雪辱を期す。(浅野英介)