投資詐欺事件の被害金420万円を銀行口座から窃取か 兵庫県警がベトナム国籍の大学生再逮捕
SNS型投資詐欺の被害金を銀行口座から引き出すなどしたとして、兵庫県警国際捜査課と葺合署は26日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)と窃盗の疑いで、ベトナム国籍の大学生の男(24)=神戸市中央区=を再逮捕した。調べに黙秘しているという。 再逮捕容疑は5月8日、何者かと共謀し、投資名目で男女4人からだまし取った現金計200万円を、別のベトナム人名義の口座に振り込ませて隠した疑い。同日、神戸市中央区の商業施設などにあるATMで、不正入手したキャッシュカード8枚を使い、現金計420万円を窃取した疑いも持たれている。 同課によると、男は別のベトナム人名義の口座を四つと、自身名義の口座を四つずつ管理。8口座には、男女4人を含む6都県の40~80代の男女7人が詐取された計1億5千万円の一部が振り込まれていた。 いずれも被害者が現金を振り込んだ口座から複数の口座を経由して現金が移っており、詐欺グループが多額の現金を分散した上で回収していたとみて、同課は調べている。