大阪・松井知事が定例会見11月22日(全文1)万博、日本は一歩先に進んでいる
障害者アート、作品の公募展について
最後に障害者アート、作品の公募展についてです。大阪府では障害のある方々が創作をしたアート作品をマーケットにつなげていくことにより、才能あるアーティストとして自立に向けたチャレンジを支援しています。具体的にはアート作品を募集し、現代アートとして専門家による評価を受け、発表する機会として公募展を開催しています。今年度は国際障害者交流センターと連携をし、従来の絵画や写真に加え、造形などの立体作品も含め、幅広く作品を募集をいたしました。また、海外から応募も受け付けたところ、2150件もの応募がありました。国内だけではなく海外からも現代アートの専門家を審査員として招き、応募作品を審査し、入選の105作品を10月に決定をいたしました。 大阪府知事賞は、有田京子さんの『シマウマ』に決定をいたしました。入選作品の表彰式は11月26日、堺市で開催されるビッグ・アイ アートフェスティバル2017で行います。また入選作品展覧会も11月の25日から30日まで行います。ぜひ、多くの方々に展覧会で作品を直接ご覧いただきたいと思います。今後、今回の公募展で受賞された多くの才能のあるアーティストに対し、アートフェアへの出店に関するサポートや企画展の開催など、個性や希望に合わせた支援を行っていく予定です。障害者アート作品が広く認知されるように、報道各社の皆さんにご協力をよろしくお願いします。僕からは以上です。 司会:それではご質問を受けたいと思います。まず初めに朝日放送の朝日放送さん、よろしくお願いします。
BIEのプレゼンについて
朝日放送:朝日放送、ABCの〓タナカ 00:05:59〓です。よろしくお願いします。まず、先週のBIEのプレゼンについてですけども、先ほども少しおっしゃっていましたが、あらためて日本のプレゼンの良かった点と、また、ライバル国のプレゼンで参考になった点などがあれば、それがどういう部分だったかを教えていただけますでしょうか。 松井:日本のプレゼンで良かったところは、各国ともSDGsっていうのを、ちょっとプレゼンの中に取り入れてきましたが、やっぱり日本が実行力があるという、そういう形ではメッセージが出せたと思っています。各国の、それぞれのプレゼンでも工夫を凝らされていましたが、フランスは若い人たち、ヤングアンバサダーというもの、これを打ち出して若い力で万博をやるんだという、そういう雰囲気が出ていたというのが、やっぱりフランスも強敵だなと思いましたね。日本も、あす行きますけども、WAKAZOの皆さん、inochi未来プロジェクトのWAKAZOの皆さん、この皆さん方にもうちょっと万博PRに積極的に、この皆さん方が中心になれるような、そういう形でのPRも必要かなと思いました。 朝日放送:BIEの各国のプレゼンを受けて、先ほどもおっしゃっていましたけども、SDGsと各国が急に言い出してきたというようなことも知事は発言をされていました。そのアピールポイントが少しかぶってくるという中で、来年の視察に向けて、大阪としてどのように各国との違いを出していかれたいとお考えでしょうか。 松井:SDGsを、これ、6月のプレゼンの、われわれの日本のプレゼンが非常に、ロシア、アゼルバイジャンには参考になってるのかなと、こう思っていまして、ということは、ロシア、エカテリンブルクと〓バーグはね 00:08:19〓、そのときに、日本はいいプレゼンするなと、いいテーマを取り上げたなと、そういう意識を持たれたと思うんですよ。それは、僕は、これは人類にとっていいことですから、「いのち輝く未来社会のデザイン」っていうのは、これは地球の今置かれているそういう課題ですね、超高齢化社会のこの時代の課題を解決するということではいいことですから、そうやって相手国に取り入れてくれるというのは、いい話だとは思うんです。 でもあとはそれを実行する力がどちらにあるのかと言われれば、やっぱりこれは今、そういう、先進医療だとか、それからウエルネスだとか、そういう分野については、それはどう見ても日本のほうが一歩先に進んでいるということだと思いますから、やっぱり、BIEの加盟国、各国委員の皆さんには、やっぱり実行力がどこにあるのかというところをしっかり見ていただきたいし、それからやはり、各国の国事情の中でも、僕は日本ほど安全で安心して生活できるそういう都市は、大阪ほど、そういう都市はないと思ってるし、また、大阪には、もう世界でナンバーワンといわれるおもてなしの心があるんでね、そういうところを組み合わせることによってBIEの委員に、ぜひ大阪がこの万博を開催するに最適だというふうに感じてもらえるようにしたいと、こう思っています。 朝日放送:ありがとうございます。あとは発表にあった民生委員、児童委員の活動の見える化プロジェクトについてなんですけど、昨年から始まって今年は昨年よりも規模が拡大しているようなんですけど、より多くの大学生に参加してもらうことで、どのような効果を期待されますでしょうか。 松井:これは府民が安心して地域で生活するためには真に必要な人が必要とするときに適切な支援を得られる、セーフティーネットの構築が、これが重要であります。民選委員、児童委員には地域住民にとって顔の見える最も身近な支援者でありますから、将来の地域社会を支える人材、この若者の皆さんに民生委員、児童委員への活動への関心を高める機会を提供するとともに、その認知度向上に一役買ってもらうところが大きな狙いです。今回のこの取り組みをきっかけとして将来の民生委員、児童委員に候補として、積極的に地域活動への参加を期待いたします。 朝日放送:ありがとうございました。 【連載】大阪府・松井一郎知事が定例会見2017年11月22日 全文2へ続く