王者・伊藤盛一郎

　7月21日（日）東京・立川ステージガーデンで開催される格闘技イベント『PANCRASE 346』の対戦カード発表会見が13日、都内にて行われた。 　発表されたのは、［フライ級 キングオブパンクラス チャンピオンシップ/5分5R］での伊藤盛一郎（リバーサルジム横浜グランドスラム/ZST/王者）vsムハンマド・サロハイディノフ（タジキスタン/同級1位）。 【動画】伊藤の戦慄フィニッシュ！サッカーボールキックからのパウンド連打 　伊藤はキャリア17勝のうち3KO・11一本という高いフィニッシュ率を誇るZSTの強豪。17年にRIZINに参戦し、才賀紀左衛門とのデビュー戦には勝利したがその後3連敗。しかしそこからは4連続フィニッシュ勝利、昨年12月に有川直毅から一本勝ちして暫定王座を獲得。先月に鶴屋怜が王座を返上したことで正規王者となった。今回は初防衛戦。 　対するサロハイディノフはアマチュアMMA世界大会王者で、昨年9月のパンクラスでプロデビューすると秋葉太樹にTKO勝利。12月も松井斗輝に判定勝利して2連勝。パンクラス3戦目にしてタイトル戦に臨む。 　会見で伊藤は、「今ランキング1位で強い選手ですけど、自分がしっかり勝って、皆んなに違う舞台で試合見たいって言ってもらえるような試合（内容）で次に繋げたいです」とコメント。 　相手の印象については「レスリング強くて、身長は自分よりちょっと大きいくらいだと思うんですけど、感じたことないパワーとかあるだろうし、前回の試合も3Rしんどい展開で競り勝ってて根性もあるなって印象です」と冷静に分析。 　勝敗のポイントを、伊藤は「綺麗に勝とうとかは考えてなくて、毎回怪我しても鼻折れても絶対勝つぞって気持ちで戦ってます。お互い組みが得意で、ポジション取りとか簡単には取らせてもらえない展開になると思う。5Rの中でしっかり削っていって最終的に仕留めていけたら」とフルラウンドを通して戦う中で、フィニッシュを狙うとした。 　伊藤は初防衛戦を勝利で飾れるか、それともサロハイディノフが王座を奪い取るのか、見逃せない一戦となる。 ＜決定対戦カード＞ ▼フライ級 キングオブパンクラス チャンピオンシップ/5分5R 伊藤盛一郎（リバーサルジム横浜グランドスラム/ZST/王者） vs ムハンマド・サロハイディノフ（タジキスタン/同級1位）