高浜原発運転開始から50年 国内の原発では初 60年超える可能性も
大阪に電力を供給している福井県の高浜原子力発電所1号機は、きょう運転開始から50年を超えました。半世紀越えの原発…安全性の確保が課題となります。 関西電力・高浜原発1号機は1974年11月14日に運転を開始、国内で稼働する中では最も古い原発です。 原子力規制委員会は10月、高浜1号機の50年を超えての運転を国内の原発で初めて認可。14日運転開始50年を迎えました。2025年6月には60年を超える運転を可能とする法律が施行される見通しで、高浜1号機は60年を越えて稼働する可能性もあります。 一方、同じく福井県にある日本原子力発電の敦賀原発2号機は、原子炉の真下に活断層がある可能性を否定できないとして、原子力規制委員会は13日再稼働を不合格にすることを正式に決定しました。 エネルギー政策を巡っては、政府が原発を活用していく方針を示していますが、今回の敦賀2号機の不合格によって、既存の原発はより明確な安全基準が求められることになりそうです。
TVOテレビ大阪