「日本で戦いたい。俺にとって夢」世界4階級制覇王者カネロの注目発言が話題に 母国紙も興味津々「熱望している」
カリスマチャンプの発言が小さくない話題となっている。 現地時間9月14日に米ラスベガスのT-モバイルアリーナで、ボクシングのWBA、WBC、WBOスーパーミドル級世界統一タイトルマッチで、挑戦者のエドガー・ベルランガ(プエルトリコ)を危なげなく退けた王者サウル・"カネロ"・アルバレス(メキシコ)のそれだ。 【動画】ガードの上から破壊!カネロが剛腕で崩したダウンシーンを見る 貫録すら漂わせる防衛劇だった。初の世界戦となったベルランガを倒すまでには至らなかったが、アルバレスは終始主導権を握り続けた。21年11月以来、2年10か月ぶりのKO勝利は飾れなかったが、結局、3-0で判定勝ち。WBA9度目、WBC8度目、WBO6度目の防衛に成功した。 そんな試合後の会見でアルバレスは気になる発言をした。それは日本での興行開催をほのめかす内容だった。 「俺は日本で戦いたいと思っている。オスカー・ラリオス(元WBC世界フェザー級王者)が、日本で試合をしているビデオを見て育ってきた。だから、あそこで試合をすることは俺にとって夢でもある」 あくまでアルバレスの“願望”であり、具体的な話は明言されてはいない。それでも世界4階級を制覇してきたボクシング界のカリスマが、“モンスター”こと井上尚弥(大橋)をはじめ、中谷潤人(M・T)などの活躍で盛り上がりを見せる日本で「戦いたい」とした発言は、実に興味深いところだ。 この絶対王者のコメントを伝えたメキシコの日刊紙『El Heraldo de Mexico』は「アルバレスはすべてを勝ち取ったが、まだ叶えるべき夢があり、彼を止めることはできない」と日本行きの可能性を報道。 その上で同紙は「(日本での試合開催)実現することを願う。そうでなければ、何も起こらない。適切な金額が示された場合だけ試合をしに行く」とした本人のコメントを伝え、「サウジアラビアの総合娯楽庁の大臣であるトゥルキ氏からテレンス・クロフォード(米国)との対戦のオファーもあるが、カネロは伝説のチャンピオンであるオスカー・ラリオスの戦いを見て以来、夢を叶えるべく日本に行きを熱望している」と伝えた。 一部報道では、カネロ陣営が年内に日本での試合開催を画策しているとも報じられているが、果たしてどうなるか。スーパースターの動静から目が離せない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]