化石燃料「もうたくさん」 日本の公的拠出に抗議
【ドバイ共同】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の会場で4日、化石燃料への公的拠出に積極的な日本政府への抗議集会があった。アジアの市民団体メンバーらが、世界の脱化石燃料の流れに逆行する日本の姿勢を「もうたくさんだ」と糾弾した。 日本には二酸化炭素(CO2)の低排出をうたう実証技術段階の火力発電をアジア諸国に展開していく計画がある。岸田文雄首相はCOP28の首脳級会合で、この計画を踏まえて演説した。 抗議集会でバングラデシュから来たシャリフ・ジャミルさん(50)は、火力発電へのこだわりは「時代遅れだ」とした。