桐谷美玲がディズニーシーの新エリアを取材 開発担当者が特別に解説 世界観を表現するこだわりの数々
■映画を再現するだけでなく“その後の世界”を表現
開発担当:ここは映画の中でアナが『生まれてはじめて』を歌う場所です。 桐谷:本当に映画の世界そのままですね。 絵画が飾られている部屋も忠実に再現されています。さらに、再現するだけでなく“想像力を刺激する演出”も! 桐谷:オラフの絵がありますけど映画の中に出てきましたか? アナが旅の途中で出会うオラフの絵や、エルサが作り上げた氷の宮殿、アナが仲を深めたクリストフの肖像画など、映画には登場しない絵が飾られていて、その後の世界が想像できるようになっているんです。 桐谷:そんな仕掛けもあるんですね。 開発担当:エリアにはこうしたこだわりがたくさんあります。 例えば、映画ではエルサの力を隠すため閉ざされていたお城。エンディングでは、門が開かれ誰もが自由に出入りできるようになった世界が描かれています。そのため、村の掲示板には… 開発担当:こちらはお城の門が開いたのでだれでも来てくださいねという王室からのメッセージですね。こうした細かい表現がたくさんあるので、本当に人が住んでいると感じてもらえると思います。 桐谷:生活をしているんだって感じられるのがわくわくします。
■世界観を作り出す“視覚”や“聴覚”
続いては、ピーター・パンをテーマにしたエリア。アナと雪の女王のエリアから移動している途中… 開発担当:歩いているとそれぞれのエリアで違う印象を受けませんか? 桐谷:そうですね、生えている木の雰囲気が違う。 例えば、アナと雪の女王のエリアは北欧の森。ピーター・パンのエリアは、ジャングルのような木が植えられているなど視覚を利用してエリアにあった世界観を作り出しているんです。さらに、視覚以外にも… 桐谷:よく耳を澄ますと、鳥のさえずりも聞こえるんですけど…。 開発担当:エリアによって聞こえる動物の鳴き声の種類も違います。 聴覚も利用して世界観を演出していました。このエリアでは鳥の鳴き声だけでなく、ここで遊んでいる子供たちの声が聞こえてきます。 桐谷:そういった音とか木とか、そういうところでも違いっていうのを表現されているんですね。 開発担当:その通りです。忠実に再現したかったのです。