上方落語家による「彦八まつり」が5月に5年ぶりのリアル開催 仁智会長「お客さんと触れ合いたい」
上方落語協会会長の笑福亭仁智が12日、大阪の生國魂神社で、上方落語家によるお祭り「第31回彦八まつり」の会見に出席した。 5年ぶりのリアル開催を宣言。さらに、毎年9月に行われていたが、近年の猛暑や台風などの状況をかんがみ、5月開催となったことについて「お客様の健康状態、噺家(はなしか)も高齢化しており体力面でもつらいという話は出ていた。思い切って5月開催にかじをきりました」と説明した。 今回は彦八まつりがスタートした、1991年に入門した同期7人が実行委員長となり、それぞれ役割分担する。笑福亭生喬は「想像以上に大変です。今回は屋外ステージをなくしました。毎年雨が降るとお客様が大変な思いをされていたので。その代わりに参集殿2階でイベントと、社務所2階大広間で奉納落語会を有料で行います。もちろん屋台も出ます。学園祭のノリも打ち出していきたい」と、意欲をみせた。チケットはチケットぴあなどで前売り販売中。奉納落語は前売りで完売後の追加販売は行わないが、参集殿でのイベントのみ、当日券も若干枚数を販売する。 仁智会長は「女子プロゴルフもファンサービスをすることで人気が出てきた。彦八だけではなく、お客さんと触れ合う機会をどんどん作りたい。私も屋台でたこ焼きを焼きます。命続く限り」と来場を呼びかけた。
報知新聞社