全国高校サッカー選手権 尚志、初戦は東福岡 12月29日の1回戦
第103回全国高校サッカー選手権(12月28日~来年1月13日)の組み合わせ抽選会が18日、都内で開かれた。4年連続15度目出場となる福島県代表の尚志は29日午後2時10分から、さいたま市のNACK5スタジアム大宮で行われる1回戦で東福岡(福岡)と戦う。 東福岡は3年ぶり23度目の出場。選手権、全国高校総体(インターハイ)でそれぞれ3度の優勝を誇る。県大会は3試合を戦い12得点、無失点と攻守ともに安定した強さを見せた。尚志は選手権で過去2回、東福岡と対戦しており、1勝1敗。第96回大会は1回戦で0―3で敗れ、3位に入った第97回大会の2回戦は2―0で退けた。 今季の高校生年代最高峰「高円宮杯JFAU―18サッカープレミアリーグ」を戦うチーム同士の対決でもある。東地区の尚志が12チーム中9位、西地区の東福岡は12チーム中8位につける。 尚志と同じブロックには、2年連続5度目の優勝を狙う青森山田も入った。初戦の2回戦で高川学園(山口)と対戦する。サウサンプトン(イングランド)に加入する注目のFW高岡伶颯を擁する日章学園(宮崎)は西目(秋田)と1回戦で当たる。 開会式後の開幕戦(東京・国立競技場)は過去6度優勝で15大会ぶりに出場する帝京(東京B)と京都橘の顔合わせとなった。選手宣誓は大分鶴崎の志賀杏陸主将が務める。 ■千住主将「楽しみ」 尚志からは仲村浩二監督とMF千住澪央主将(3年)が抽選会に臨んだ。千住主将は「強いところと対戦できる楽しみが大きい。簡単ではないが、勝てない相手ではない」と自信を示した。 高い攻撃力を誇る東福岡への対策としては「しっかりと守り、攻撃陣がチャンスで決めるのが重要」と強調。「一戦一戦、自分たちのパフォーマンスをして全国制覇したい」と闘志を燃やした。 仲村監督は「東福岡は優勝経験があり、とても強いチーム。相手のサイド攻撃をどう防ぐか練習したい。正々堂々と、見ている人が感動するサッカーを目指す。一戦必勝で頑張る」とコメントした。