『チェイサーゲームW2』最終回はいつふゆのふたりのスピーチに注目。原作、松山社長にインタビュー。最終回の放送は11/7(木)に
2024年9月20日(木曜深夜24時30分)からテレビ東京系にて放送をスタートした『チェイサーゲームW2 美しき天女たち』(以下『W2』)。前作に続き、樹(演:菅井友香)と冬雨(演:中村ゆりか)の恋愛を描き、中国や韓国でも人気沸騰中の作品だ。 【記事の画像(3枚)を見る】 11月7日の最終回も目前に迫る中、原作も担当しているサイバーコネクトツーの松山洋社長に、ドラマにかける想いや裏話を聞いた。 最終回、いつふゆの決意を込めたスピーチ。お見逃しなく! ――いつふゆの恋愛が丁寧に描かれ、前作から話題でした。本作の反響はいかがですか?: 松山: 日本人だけではなく、中国や韓国、タイなど本当に多くの国の方から応援していただいています。私や監督や脚本家のところにもさまざまな言語で毎週の感想や意見が送られてきていて、翻訳ツールを使いながらすべてに目を通しています。 「作品を作ってくれてありがとう」「シーズン3を作ってほしい」「映画化を楽しみにしている」というご意見が多いですね。 ――今後の展開とかは想定されているのでしょうか。 松山: いまここで語ることはできませんが、前作で皆さまの応援があったからこそ 『W2』の制作が決まりました。DVDやBlu-rayなどの関連グッズ、原作マンガのコミックの売り上げはもちろん、各種配信サイトでのご視聴、ひとりでも多くの方にこの作品のおもしろさを伝えていただくことも応援につながります。そういったみなさまのひとつひとつのお声が今後の展開につながっていくので、長く『チェイサーゲームW』を愛していただけるとうれしいです。 ――今回のドラマの内容や撮影現場などで、菅井友香さん、中村ゆりかさんのおふたりに関して印象に残っていることはありますか? 松山: ドラマの撮影は、撮影本番に向けての確認作業などで待ち時間が異常に長いです。中村ゆりかさんは、ようやく本番となったときのスイッチの入りかたがすごくて。本番が始まった瞬間にオーラが広がって一瞬で空気が変わるんですね。 菅井さんは、「俳優さんはそういう機能があるの?」と疑うほど汗をかかないことに驚きました。撮影が8月の猛暑で、同じように外にいる私はもう全身汗だくでした。なのに、「汗を出さないスイッチでもある?」というくらいものすごく涼しい顔されていて。 中村さんも菅井さんも、意味がわかんないレベルですごかったです。 ――いよいよ最終回を迎えますが、見どころを教えてください。: 松山: 私は少年マンガを読んで育ってきたので、目の前にある問題をやっつけて、幸せやほしいものを勝ち取るストーリーが好きです。それのくり返しが物語を作っていくと思っています。 今回作中でヨルムがカミングアウトして、「誰かが階段にならないといけない。だから私は階段の一段目になる覚悟を決めた」と、受賞式でスピーチをします。これが、この作品を通して伝えたかったことのひとつであります。 そして、最終回ではいつふゆのふたりがある決断をし、同じくスピーチをするのですが、ぜひふたりの意思を見届けていただきたいです。 ――ヨルム(演:ちせ)は印象的なキャラですよね。樹の初恋役として登場したわけですが、「たちつてと」の発音がうっすら「ちゃちちゅちぇちょ」に聞こえてかわいいです。「ちゅきあってください」みたいな。。 松山: ちせさんにはキャラクターとして意図的に発音してもらいました。これは監督が撮影現場で演出として提案したとのことです。だから台本には書いていません。あの喋りかたがすごくかわいくて、ヨルムの魅力が上がってますよね。監督のセンス、抜群にうまいなって思いました。 ――撮影現場の聖地巡礼として、サイバーコネクトツーの東京スタジオに見学に来る人もいると聞いています。 松山: 弊社は福岡、東京、大阪の3つの拠点があるのですが、エントランスにテレビ東京さんからいただいた公式のポスターや撮影中にいただいたキャストの寄せ書きサイン色紙、それから弊社で作った 『天女世界(ドラマに登場する作品)』のグッズであるアクリルスタンドが飾ってあります。あといまはテレビ東京さんの公式から発売されているブロマイドなども額に入れてありますね。フォトスポットになっています。 松山: エントランスにはコミュニケーションノートが置いてあって、メッセージを書けるようになっています。とくに東京スタジオのノートにはメッセージがさまざまな言語で書かれていて、遠いところから来てくれたんだなと実感します。外国の方がわざわざ日本語で書いてくれたりもして、本当にありがたいですね。 じつは、広報スタッフや私がいるときにいらっしゃったら、必ずお声掛けします。私がいるときは「せっかくなんで、うちの社内見ます?」って言って、急遽社内見学になることもありますね。 ――原作マンガ『チェイサーゲーム』に冬雨の娘・月が登場していましたが、再登場はありますか? 松山: もちろん登場します。マンガの裏側で 『チェイサーゲームW』という物語が展開されていて、少しずつマンガとドラマの世界がクロスオーバーしていく予定です。ドラマファンにもマンガを楽しんでもらえる仕掛けがありますので、ぜひこの後の展開を楽しみに追いかけてもらえればと思います。 以上でインタビューの紹介を終えます。 松島先生による次回予告カット 『チェイサーゲームW2 』は、最新話をネットもテレ東、TVerで鑑賞できる。U-NEXT、Prime Videoでは1話から最新話まで配信中だ。最終話となる8話は11月7日深夜24時30分から放送。ふたりの愛はどうなるのか……?