今季で第一線退く上田桃子はイーブンパー72に涙 「攻めきれないっていう部分がすごくショック」/国内女子ゴルフ
伊藤園レディス第1日(8日、千葉・グレートアイランドC=6769ヤード、パー72)今季限りで第一線を退く元賞金女王の上田桃子(38)=ZOZO=は4バーディー、4ボギーのイーブンパー72で回りホールアウトした。前半の5番(パー5)でバーディーを先行させたが、その後は一進一退。11番から2連続バーディーとしたが終盤に2ボギーをたたいた。ホールアウト後は、「全く集中できずでした。いい準備はできていたんですが、朝の練習場から集中できなかった」と肩を落とした。 前日7日に記者会見。今大会と次週の「大王製紙エリエールレディス」の残り2戦で、出場者が限られる最終戦の「JLPGAツアー選手権リコー杯」への出場を目指すと意気込んでいた。この日は朝から大ギャラリーを引き連れてのラウンド。「頑張ってと言ってくださる方が本当に多くて、応援してもらっているなって」と感謝の思いを胸に秘めてのラウンドだったが、技術的な部分に悔しさが残る。「自分らしいゴルフを見せたいという所しかなかった。攻めきれないっていう部分にすごくショックを受けている」と語ると、悔し涙が潤んだ。 「やっぱりリコーに行きたいので結果を出したい自分と、結果はいいから自分らしいゴルフを見せたいっていう自分と両方いる。でも多分結果を出したいんだと思います」と最後まで勝負師として臨む残りシーズン。第2日での巻き返しを目指す。