天王寺動物園のワライカワセミ行方不明に 9月にはアシカの赤ちゃんが一時不明などトラブル続く
天王寺動物園(大阪市天王寺区)は3日、同園で飼育しているワライカワセミの「アキーゴ」(性別不明・2歳)が、同市鶴見区内で開かれていたイベント会場から行方不明になったと発表した。ワライカワセミは人に危害を及ぼす鳥ではないという。 【拡大写真】天王寺動物園の動物列車運行 ハヤブサを間近で見られた(2014年12月20日撮影)
係留用ロープの金具の劣化に気付かなかったことが原因か
同園によると、同市環境局が主催し花博記念公園鶴見緑地で行われていた「ECO縁日2019」の同園ブースの出展準備中、アキーゴが行方不明になった。アキーゴを止まり木に係留させた際、担当の職員が係留用ロープの金具の劣化に気付かずに使ったため、金具が壊れて外れたことが原因と思われるという。
情報提供は同園事務所(電・06・6771・2174)まで
職員らが同緑地内を中心に捜索を行っているが、未だに見つかっていない。同園では「革でできた鳥の足に装着する保定具を付けたままと思われるアキーゴを見かけられた方がいらっしゃいましたら、事務所まで連絡をいただきたい」と呼びかけている。情報提供は同園事務所(電・06・6771・2174)まで。
9月にはアシカの赤ちゃんが一時行方不明に
同園では、9月にカリフォルニアアシカの赤ちゃん「キュッキュ」が、園内のアシカ池から一時行方不明となり、5日後に見つかり保護されるというトラブルがあったばかり。 同園は「動物にかかる事故が相次いで発生していることを受け、再発防止の取り組みを行っている中で、本事案を発生させてしまったことについて、深くお詫び申し上げますとともに、今後このようなことがないよう、引き続き再発防止策に取り組んでまいります」としている。