【安田記念】レッドモンレーヴ雪辱果たす 末脚生きれば前進可能 悲願のG1初制覇だ
「安田記念・G1」(6月2日、東京) 香港馬2頭が参戦し、多彩なメンバーがそろった春のマイル王決定戦。混戦ムードが漂うが、データ班がイチ推しするのはレッドモンレーヴだ。前走の京王杯SCで復調を示す2着。昨年は6着に敗れているが、自慢の末脚が生きる流れになれば、十分に前進は可能だ。 ◇ ◇ ▼傾向(過去10年) 春のマイル王決定戦。96年から3歳馬の出走が可能になった。 ▼人気 1番人気〈2332〉 2番人気〈0118〉 3番人気〈1315〉 4番人気〈3016〉 5番人気〈0109〉 1番人気は馬券内率80%と上々。それでも3連単10万円オーバーが5回と波乱度は高め。 ▼ステップ ヴィクトリアM 〈24010〉 ダービー卿CT 〈2008〉 京王杯SC〈11122〉 マイラーズ〈10433〉 高松宮記念〈1019〉 天皇賞(秋)〈1000〉 海外重賞〈13114〉 OP競走〈1004〉 勝ち馬8頭が芝1200~1600メートルから参戦。また、同9頭が中9週以内のローテだった。 ▼前走内容 勝ち馬8頭が5着以内で、負けても0秒3差以内に踏ん張っていた。また、前走国内戦の勝ち馬9頭全てが4番人気以内に支持されていた。 ▼性齢 3歳馬〈0014〉 4歳馬〈53228〉 5歳馬〈34338〉 6歳馬〈22337〉 7歳以上〈01123〉 牝馬は〈34112〉と相性は良好。7歳以上馬は減点。 ▼所属 美 浦〈67540〉 栗 東〈43585〉 外国馬〈0005〉 勝ち鞍では僅差も、勝率、連対率、複勝率全てで美浦所属馬が圧倒している。 ▼コース実績 勝ち馬9頭が東京コースで勝利を挙げていた。 ▼距離実績 勝ち馬全頭がマイルで2勝以上をマーク。 ▼重賞実績 勝ち馬7頭に芝G2以上で勝利があった。 ▼馬格 勝ち馬8頭が前走時に486キロ以上と大型馬の活躍が目立つ(※ドバイは馬体重発表がないためジャスタウェイのみ2走前のもの)。 ▼決め手 逃 げ〈1207〉 先 行〈12131〉 差 し〈64552〉 追 込〈22440〉 前走国内戦だった勝ち馬9頭全てが、その前走の4角を2~8番手で通過するか、メンバー2位以内の上がりをマークしていた。 ▼注目馬 全項目クリアはレッドモンレーヴのみ。昨年6着の雪辱を果たし、念願のG1初制覇といく。 ◇ ◇ 蛯名師「中2週になるけど、疲れはなくて順調。前走は休み明けで調教量も十分だったけど、上積みは見込めるし、以前のような難しさも見せていない。今回も武器である切れ味を生かすような競馬をしたいです」 〈1週前診断〉美浦坂路で4F53秒8-13秒0(馬なり)。3頭併せの真ん中から、引っ張り切れないほどの手応え。最後まで集中力を保ったまま、力強く伸び切った。馬体もたくましさがあって好調をキープ。