「僕が3歳のころのすべてにおいて、娘はポテンシャルが上回っている」DAIGOが大切にする娘と語らう夕陽のベランダの時間
父親になってから「キッズ向けのエンターテイメントにより関わりたい」と考えるようになったと語るタレントのDAIGOさん。声優を務めた『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』や自身の家族について話を聞いた。 【画像】DAIGOさんが声を担当したブルース
娘の一番好きなキャラクターは“ブルース”
──DAIGOさんとシルバニアファミリーの組み合わせが意外でした。劇場版の声優オファーが来たときの感想は? 僕でいいのかなっていう気持ちはありましたし、いまだに「なんできたのかな?」とは思ってます(笑)。でも“SFN”って感じでした。S=シルバニア、F=ファミリーに、N=なれる。シルバニアファミリーは3歳から遊べるおもちゃですが、娘も今年3歳になり、家でもシルバニアで遊んでいます。キッズ向けのエンターテイメントに関わることができるのは、一児の父としてすごくうれしかったです。 ──DAIGOさんが声を担当したのは、主人公のフレアにさまざまなアドバイスをくれる船乗りのブルース役です。 最初はちょっと爽やかめに演じてみたんです。でもブルースは船で世界を渡ってきた屈強なタイプだということで。僕は屈強のくの字もないのですが(笑)、いろいろと探りながら演じさせてもらいました。最終的にはいつもの僕の声よりも低めに、堂々としながらも優しい感じを意識しました。 ──娘さんにブルースの声を演じることは伝えましたか? この前、少しだけ映像を見せたら「パパの声に似てる」って言ってました。その後に、「パパがやってるんだよ」と伝えましたね。 実際に娘とシルバニアで遊ぶときは、娘がフレア、僕がブルースを動かしたりしています。この前、一番好きなキャラクターを聞いたら「ブルース」って言ってました。空気読めるなと思いました(笑)。
氷室京介さんからもらった人生最大のプレゼント
──映画では、フレアがお母さんへの誕生日プレゼント選びで悩む様子が描かれます。DAIGOさんはお母さんにどんなプレゼントをしてきましたか? 小さいころは母の日にスーパーでカーネーションを買って渡していました。なんかちょっと恥ずかしかった思い出がありますね。結婚してからは妻(女優の北川景子さん)が「お母さん、こういうのが似合うんじゃない?」と選んでくれるので、ふたりでプレゼントしています。妻の感性は間違いないのでありがたいですね。 ──では、もらってうれしかったプレゼントは? 妻とは結婚してから「お互いの欲しいものを言い合おう」と決めました。最初はサプライズでプレゼントをしていましたが、アイデアが尽きてくるので……(笑)。それでも、いまだに誕生日とクリスマスにはお互いにプレゼントを交換しあっていますし、もらった洋服などは大切に着ています。選んでくれる時間や思いがうれしいですよね。 あとは僕が大尊敬しているL'Arc~en~CielのHYDEさんからもらったロック手袋。たくさんいただいていて、本当に宝物です! そして20年前に氷室京介さんが楽曲提供してくださったデビュー曲「MARIA」もそうです。僕にとっては人生最大のプレゼントでしたし、あの曲で人生が変わりました。 ──映画では、フレアがお母さんからかけられる言葉も印象的です。DAIGOさんがご家族からかけられた言葉で、背中を押された経験はありますか? やっぱり家族って、基本的にはずっと応援してくれるし、温かく見守ってくれる存在だと思います。30歳手前でフリーで活動していくことになったとき、母親が「なんとかなる気もするよね」みたいに、明るい感じで言ってくれたんです。 そのポジティブな言葉によって自分も気持ちを切り替えることができました。振り返ってみると、何気ない家族の言葉から力をもらってきたと思います。