王子神社で8月3日「田楽舞」奉納 /東京
東京都北区の王子神社(王子本町1-1-12)で8月3日、区指定無形民俗文化財の「王子田楽」が行われる。王子神社の例大祭に神前に奉納するおどりで、王子の夏の風物詩となっている。 王子田楽の始まりは中世にさかのぼるといわれる。戦時中に途絶えたものの、1983年に地元有志の尽力で復興。以来、毎年8月に開催されている。 当日は、北区役所第四庁舎前から王子神社まで、武者や神官、舞童、氏子総代たちが行列をなして歩き、神社境内の舞台で色鮮やかな花笠を被った「舞童」が「田楽舞」を披露する。舞童は、地元小学生8人が扮する。竹で作られた小太鼓などを打ち、二列になって陣形を変えながら、笛や太鼓にあわせて優雅に舞い踊る。