坂本花織 圧巻4連覇「今はホッとしている」完勝にも「ガッツポーズというより悔しい気持ち」
◇フィギュアスケート全日本選手権最終日(2024年12月22日 大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム) 【写真】女子フリー、演技を終え笑顔の坂本花織(撮影・小海途 良幹) フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねる全日本選手権最終日が22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、女子フリーで坂本花織(24=シスメックス)が149.76点をマークし、合計228.68点で4連覇を達成。世界選手権出場権を獲得した。 「連覇できたので今はホッとしている。ガッツポーズというより悔しい気持ちだった」 冒頭から流れるようにダブルアクセルを決め、難易度の高い3回転ルッツなどを着氷。安定感ある演技を披露した。演技が終わると、リンク上では晴れやかな表情。キスアンドクライでは絶叫し、喜びを爆発させた。 見据えるのは26年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪だ。「宿題が出たのは、またいい挑戦ができそう」。世界選手権3連覇中の絶対女王が、さらなる進化を目指す。