ロシア北極圏の刑務所で死亡した反体制派指導者ナワリヌイ氏の広報担当者は28日、葬儀を「3月1日にモスクワで行う」と明らかにしました。 16日に死亡が発表されたナワリヌイ氏をめぐっては、当初、密葬とすることを条件に遺体を引き渡すなどと母親に伝えられていて、葬儀が行われるかやどう行われるのか注目されていました。 葬儀についてナワリヌイ氏の広報担当者は28日、「3月1日の午後2時からモスクワ市内の教会で行う」と明らかにしました。 関係者は、この教会を「別れの場所」とSNSに投稿していて、当日は死を悼む人が訪れ混乱する可能性もあります。 また、埋葬される墓地は教会から歩いて30分ほどの場所にあり、入口にはすでに警察官が立って訪れる人たちの身分証明書などをチェックする様子が見られました。 こうした中、ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは28日、ヨーロッパ議会で演説し、「プーチンは夫・ナワリヌイを殺した。その後も、彼らは彼の体を虐待し、母親を虐待した」と述べ、改めて批判しました。