阪神・大山が2軍戦で再出発 和田2軍監督「(本人が)“今日から打席に立ちたい”ということで」
◇ウエスタン・リーグ 阪神4-3オリックス(2024年6月11日 鳴尾浜) 阪神・大山らしく再出発を果たした。ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)で、「4番・DH」で先発出場。5日に出場選手登録を外れて以降、初めての実戦に臨んだ。和田2軍監督は「(本人が)“今日から打席に立ちたい”ということで」と説明。背番号3の2軍戦出場は、22年7月17日の中日戦(同)以来2年ぶりだった。 初回1死一、三塁で、左翼への犠飛。きっちり打点1を稼いで存在感を示した。残りの2打席は見逃し三振と中飛だったが、和田2軍監督には「チャンスで回ってきて、しっかり仕事ができるのは、さすが」と評された。 試合以外でも絶えず体を動かしていた。早出練習では山崎2軍打撃コーチとマンツーマンでロングティーを行い、ウオーミングアップ後に三塁でのノックとフリー打撃。8回に代打を送られると、室内で打撃練習に励み、試合後は三塁ベンチ前で特守を敢行した。全てのメニューを消化すると、ズボンは泥だらけ。「落ち着いてやっていきたいと思います」とだけ話した。 最短で15日から1軍登録が可能だが、岡田監督は以前に「まだまだ戻ってこない」と話しており、リーグ戦再開後の復帰が見込まれる。指揮官から指摘された「体の切れ」を取り戻すため、腰を据えて取り組む。