【競泳】17歳成田実生「置いていかれたくない」好記録で“高3トリオ”そろってパリ五輪へ弾み
<競泳:サマーチャレンジ記録会>◇最終日◇30日◇神奈川・相模原市立総合水泳場◇女子400メートル個人メドレー 東京・淑徳巣鴨高3年の成田実生(17=ルネサンス金町)が、パリ五輪(オリンピック)へ弾みをつけた。4分36秒03の1着となり、自己ベスト(4分35秒40)まで0秒63差。最初のバタフライは1分2秒01の過去最高で「ちょっとビックリ。五輪へ自信につながる」と予想外の泳ぎを喜んだ。 五輪代表最年少となる高校3年生トリオに活気がある。22日に平井瑞希(アリーナつきみ野SC)が100メートルバタフライで56秒33の自己記録。池江璃花子が持つ56秒08の日本記録が近づく。前日29日には200メートル自由形で村佐達也(名鉄SS刈谷)が、高校新記録の1分46秒59をたたき出した。2人に刺激を受け、成田は「置いていかれたくない気持ちがある。(五輪で)まずは決勝に残って、メダル争いをしたい」と初の舞台を見据えた。【松本航】