「ポテトの匂いがする!」世界初の“香るマクドナルド看板”が登場…無地なのに最高の説得力
オランダのマクドナルドが、フライドポテトの香りがする看板を街角に設置した。世界初の「香るマクドナルド看板」として街ゆく人たちを魅了し、多くの人が店舗へと足を運んだようだ。 【動画】片面はすべて真っ赤、反対側は黄色に塗られた世界初の「香るマクドナルド看板」 「Smells Like McDonald's(マクドナルドの香りがする)」と名付けられたこの広告キャンペーンは、マクドナルド・オランダが実施した。香りに特化した看板を、オランダの街角の複数の箇所に設置するプロジェクトだ。 看板は香りに特化し、それ以外の一切のビジュアル要素をあえて取り払った。縦2m、横2.5mほどの看板が路面に置かれているが、そこにはおいしそうなバーガーの写真もなければ、値段も宣伝文句も書かれていない。それどころかロゴもない。 この看板の最大の武器は、おいしそうな香りだ。ポテトの香りを半径5mほどまで放ち、道行く人々の胃袋に訴えた。ささやかなヒントとしては、色だろうか。片面はすべて真っ赤、反対側は黄色に塗られており、マクドナルドのシンボルカラーを表している。
謎が解けてにっこり…「これってマクドナルド!?」
看板は歩行者でにぎわう広場の中央や、ショッピングモールの前庭、駅前のスペースなど、さまざまな場所に設置された。 何も書かれておらず、ただただ赤い看板に、道行く人々は怪訝な表情を浮かべる。しかし、ひとたび匂いに気づくと、誰もが吸い寄せられるように看板に接近。「ああ、あの香りだ!」と、笑みを浮かべ、嗅覚に訴えるマクドナルドの広告だと理解してゆく。ちょっとした謎解きにも似た体験を楽しんだようだ。 マクドナルド・オランダがキャンペーンの様子を紹介するYouTube動画によると、ある女性は看板を嗅ぐと満面の笑みになり、「もしかしてマクドナルド!?」と興奮。別の女性2人組は看板の排気孔に鼻を近づけようと何度も飛び上がり、めずらしい広告を満喫している。 学生とみられる男性は「フライドポテトだね」と納得顔。別の若い男性も「ポテトの匂いがする!」と顔をほころばせた。親子連れも「ハッピーセットの匂いがする!」などと盛り上がったようだ。