埼玉県も週末、再び予報円内に入った

　気象庁によると、日本の南を発達しながら西北西に進行している台風10号は、27日以降、強い勢力のまま九州方面に接近、上陸する可能性が高まっている。その後進路を東に急転換し、30日－31日にかけ本州を縦断すると予測している。 【写真】24日夜、さいたま市北区の河川が氾濫危険水位を超えたリアル映像

　台風が当初予測より西寄りに進んだことから、埼玉を含む関東はいったん予報円から外れたが、今週末にかけ再び予報円内に入った。 　台風の進路予想には幅があり、31日午前9時の予報円は東北から関東、近畿まで含まれる。その時点での台風10号の中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル（26日午前9時50分発表時点の予報）。 　台風が接近する前から暖かく湿った空気が東日本に入り込み、大雨などに警戒する必要があるため、埼玉県は25日、防災情報メールで台風への備えを県民に発信した。 　■埼玉県の防災情報メール 【台風第10号に備え 県民の皆様へのお願い】 埼玉県では、台風第10号の影響により、28日午後から29日午前にかけて、非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

＜強風・大雨になる前に＞ ハザードマップを見て避難先、避難ルートを確認（自宅、親戚・知人宅等で安全が確保できる場合は避難所以外への避難も検討）マスク、消毒液、体温計、携帯電話予備バッテリー、懐中電灯等を準備物干し竿や植木鉢など風で飛ばされそうな物を固定又は家の中へ。 ＜雨や風が強まりだしたら＞ 不要不急の外出や屋外での作業は控える。河川や崖など危険な場所には近づかない。テレビやインターネット等により気象情報を確認 ＜市町村から避難情報が発令されたら＞ 高齢の方など避難に時間を要する方は「警戒レベル3高齢者等避難」で避難行動開始。その他の方は「警戒レベル4避難指示」で全員避難行動開始避難所への避難が危険な場合は、家の中で身を守るための最善の行動をとる。 =埼玉新聞WEB版＝