【U23日本代表の新しい武器、右サイド。山田楓喜と関根大輝がパリ五輪を導くか(1)】「特徴を理解しあっている」と言い合う新コンビ……わずか4分で作ったチャンスと8分での得点
図らずも同じ言葉を聞くこととなった。U―23サッカー日本代表がU―23韓国代表に敗れた翌日の練習後のことだ。 ■【動画】「特に何かしゃべってるわけでもなく、フィーリングとしてもう合っている」と語る、山田楓喜と関根大輝がもたらした得点場面!■ 報道陣の取材に応じた関根大輝が、山田楓喜との関係について「お互いの特徴を分かりあっているので、試合中も会話がなくても分かるようになってきましたし、そういう部分では今、武器になれてるのかなと思う」と話したことが最初のもの。 その後、同じく取材に応じた山田楓喜は、「お互いのプレーの特徴を理解し合ってるかなっていうイメージあります」と、関根との関係について話したのである。 “お互いの特徴を分かりあっている”という言葉がとても頼もしく感じられたのは、すでに見せているものがあるからだ。パリ五輪の最終予選を兼ねたU―23アジアカップのグループステージは、すでに3試合すべての日程を消化した。大岩ジャパンの戦績は2勝1敗。その2勝を掴んだ日本の右サイドは、山田楓喜と関根大輝のコンビが先発したものだった。 背番号4の関根が右サイドバックに陣取り、背番号11の山田楓が右サイドハーフに位置する。このコンビが最初に日本にチャンスをもたらしたのは第1戦の、開始4分を過ぎた直後だ。きっかけは左サイドのスローインだったが、右サイドにいた山田楓にボールが渡るや関根が果敢にオーバーラップ。対面する選手が2人から1人に減じたことで山田楓がインスイングのボールをゴール前に送り、それが松木玖生の胸へと渡る。これは相手GKに渡ってしまったものの、後から考えれば右サイドコンビが早くもいい関係を見せた場面だった。
■「特に何かしゃべってるわけでもなく、フィーリングとしてもう合っている」
前半8分には、このコンビの絡みから先制点が生まれる。山田楓が右サイドでボールを持つと、関根がインナーラップ。途端に、ボールは背番号11から背番号4へと渡る。関根はペナルティエリア内で落ちついてボールをキープし、相手選手2人を引きつけたうえで山田楓に戻す。 その山田楓が、再びインスイングで放ったクロスに、松木が今度はダイレクトで合わせてゴールを奪ってみせた。カタールの地での最初の得点は、右サイドからもたらされた。 今大会の開始4分のチャンスと8分での得点は、冒頭で述べた2人の言葉の強さを物語る。しかも、この試合は直後に日本が数的不利になったことで中国の攻撃を受け続ける形になっただけに、右サイドの2人の連携と松木の飛び出しがなければ苦しい展開を強いられていた。頼もしさを感じるのは当然のことと言えばそうだろう。 山田楓は2人の関係性についてこうも語っている。 「特に何かしゃべってるわけでもなく、フィーリングとしてもう合っている」 この2人が、カタールとの大一番で再結成するか――。 (取材・文/中地拓也) (後編へ続く)
サッカー批評編集部
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