「何年も取れたらいい」1億円突破のソフトバンク栗原陵矢が一番喜んだタイトルとは
ソフトバンクの栗原陵矢内野手(28)が20日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、8700万円増の年俸1億5000万円でサインし、大台を突破した。「(球団には)しっかり上げていただき、評価してもらった」と満面の笑みを見せた。 ■優勝特需は!? ここまでの契約更改【一覧】 10年目の今季は140試合に出場し、20本塁打、87打点、打率2割7分3厘。「最終戦で20本に乗せられた。技術が少し上がったと感じた」と強調した。 シーズン当初は苦しんだ。復調のきっかけとなったのは5月4日の西武戦。今井のカーブを捉えて右中間二塁打にし「ターニングポイントというか、良かった打席」と振り返った。初本塁打が出たのは同月21日の楽天戦。「あれだけ打てなかったのは一番の経験。とにかくバットを振ったし、練習をした」と語った。 初のベストナイン、ゴールデングラブ賞も獲得。特にゴールデングラブ賞には「一番うれしい賞。自分の守備で投手やチームを助けられるならという気持ちがあった。何年も取れたらいい」とうなずいた。春季キャンプも三塁の守備強化に重点を置く。「脚をつくるのも動かすのも、打撃にもつながる。まずはそこから」と意気込む。 その先に掲げた来季の目標は打率3割だ。今季の首位打者近藤の名を挙げて「競いたい」。節目の年に結果を出した栗原は、さらなる高みを目指す。(浜口妙華) 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社