「才能のある若い選手でいっぱいだが…」鈴木誠也ら活躍も4年連続プレーオフ逃す。カブスに何が足りない?「次のレベルに進むには…」
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手は23日(日本時間24日)、フィラデルフィア・フィリーズ戦で「3番・指名打者(DH)」として先発出場。この試合で今季37度目のマルチ安打を含む2点タイムリーを放つなどの活躍を見せた。カブスは勝利したものの、すでに4年連続でプレーオフ進出を逃している。米紙『スポーツ・イラストレイテッド』は、カブスに何が足りないのか分析した。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 鈴木は初回の第1打席でレフトへのツーベースヒットを放つと、二死走者2、3塁で迎えた2回の第2打席でも再びツーベースヒットを打って、カブスの追加点に貢献した。4回の第3打席は空振り三振に終わるが、6回の第4打席では四球を選んで出塁し、チャンスを広げてコディ・ベリンジャー外野手のタイムリースリーベースヒットに繋げている。カブスの打線はホームランゼロだったが、着実に得点を積み重ねて10-4の勝利をおさめた。 しかし、時すでに遅し。すでにフィリーズの地区優勝が決定し、ワイルドカードを争うニューヨーク・メッツが成績で上回ったため、カブスのポストシーズン進出の可能性が完全消滅している。同紙によると「開幕前、2024シーズンを迎えるカブスには、多くの希望と楽観的な見方が広がっていた」という。同紙は「コディ・ベリンジャーを復帰させ、フリーエージェントで今永昇太を獲得して先発ローテーションを強化した。このチームは堅実で才能のある若い選手でいっぱいだ」と評価しているが「次のレベルに進むにはスター選手の力が必要」との見解を示した。特に強力な中軸打者が必要で、フアン・ソト、ピート・アロンソ、テオスカー・ヘルナンデス、アンソニー・サンタンダーなどの獲得を勧めている。
ベースボールチャンネル編集部