「業績材料が出にくい時期」に役立つ有望銘柄の選別法
株価の動きはどちらに向かっているのか。それを読み取ることができれば、投資戦略を立てるのに有利に働きそうです(写真:Honu/PIXTA)
例年、5月中旬までに3月期決算企業の本決算発表が終わったあとは、個別銘柄の材料に欠ける場面となり、ミクロ面での株価変動は年間で比較すると小さくなる時期となります。6月は、会計年度が終わる来年3月まで9カ月もありますから、個別銘柄の今年度利益予想の修正も少ない時期です。 このような相場における銘柄選別は、企業の「業績に関する情報」より「株価変動の情報」を用いた方法に注目する方が効果的です。株価の動きに注目する戦略といえば、移動平均線からの乖離率といった単純な方法から、MACD(移動平均収束拡散)をはじめとした少々複雑なテクニカル分析もあります。 今回は、比較的シンプルな割に効果的な方法を紹介します。それが「リバーサル投資」と「モメンタム投資」です。
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吉野 貴晶