市道交差点の陥没で、傾いたり亀裂が入ったりした市営住宅2棟…市が解体方針へ
広島市西区福島町で9月、市道交差点が陥没した事故で、市は事故の影響で傾いたり亀裂が入ったりした市営住宅2棟について、解体する方針を固めた。事故時の居住者18世帯36人と、家財の補償や次の入居先の手配について話がまとまり次第、速やかに解体に着手するという。 【画像】陥没した交差点。アスファルトがめくれ上がり、周辺の建物が傾くなどした 市営住宅2棟は1966年に建てられ、鉄筋コンクリート4階建て。市が行った建物の危険度判定で、倒壊などの恐れがあるとされる「危険」となっていた。
入居者は現在、ホテルや民間の賃貸住宅などに避難している。市は今月中旬から解体方針を住民に伝え、家財補償などの協議を進めている。市は21日、3回目の住民説明会を開き、周辺住民にも解体方針を伝える。 市は「危険」と判定された民間の建物についても、解体するかどうか所有者と協議を続けるという。