〔米株式〕ダウ連日最高値、440ドル高=米財務長官人事を好感(25日)☆差替
【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク株式相場は、トランプ次期大統領が発表した新財務長官人事に好感が広がり、4営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比440.06ドル高の4万4736.57ドルと、2営業日連続で史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は51.19ポイント高の1万9054.84で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比8億8690万株増の18億6008万株。 トランプ氏は22日、投資ファンド経営者のスコット・ベッセント氏を財務長官に充てると表明した。同氏は規制緩和を志向するほか、財政赤字の拡大抑制を主張。高止まりが続いていた米長期金利が大幅に下がり、買い安心感が広がったことで相場が押し上げられた。 トランプ氏は高関税政策を掲げるものの、市場でベッセント氏に対して「関税を(他国との)交渉道具と捉えている面もあり、極端な政策を取らない」(日系証券)との期待が膨らんだことも相場を支えた。 不正会計が判明したことを受けて翌26日の決算発表を延期すると明らかにした老舗百貨店メーシーズは2.2%安だった。2024年8~10月期の暫定的な業績結果は売上高が市場予想を下回り、振るわなかった。 ダウ構成銘柄は、アマゾン・ドット・コムが2.2%高、ホーム・デポが2.1%高、ユナイテッドヘルス・グループが2.5%高。エヌビディアは4.2%安、ウォルマートは1.0%安、シェブロンは1.2%安だった。