猫は飼い主さんの顔を覚えられるの? 獣医師が詳しく解説!
猫は飼い主さんの顔を覚えたり、認識したりすることはできるのでしょうか。この記事では、猫がどのように飼い主さんかどうかを判別しているのか、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話を伺いました。 【写真】壁からチラリとこちらをのぞくサバトラ
猫はどうやって飼い主さんかどうかを判別している?
――猫は飼い主さんの顔を覚えることができますか? 岡本先生: 「おおよその雰囲気は視力で見分けている可能性がありますが、猫の視力は弱く、特に静止しているモノを見ることが苦手です」 ――では、猫はどのようにして飼い主さんかどうかを判別しているのでしょうか? 岡本先生: 「動作や足音、声、ニオイなどで総合的に判断して、飼い主さんのことを認識していると思います」
猫は飼い主さんの言葉を理解できる?
――ちなみに、猫はどのくらい飼い主さんの言葉を理解することができるのでしょうか。 岡本先生: 「よく呼ばれる自分の名前や、『ごはん』『おやつ』『おいで』などのうれしい出来事に関する言葉、インパクトの強い『だめ』などの言葉は、単語や音(飼い主さんの声音)と結びつけて理解していると思います」
猫に認識してもらうためにしたほうがよいことは?
――では最後に、猫に認識してもらうために、したほうがよいこと・しないほうがよいことがあれば教えてください。 岡本先生: 「猫は一度仲よくなって認識したとしても、しばらく会わないと忘れてしまう可能性があります。定期的に会わないと覚えてもらうのは難しいかと思いますが、おやつをあげたり、おもちゃで遊んであげたりするなど、猫にとってうれしいことをするのがよいのではないでしょうか」 愛猫にきちんと認識してもらうためには、一緒に過ごす時間を増やし、愛猫が喜ぶことをしてあげるとよさそうですね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/長谷部サチ ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年7月時点の情報です。
ねこのきもちWeb編集室