宿根草にまつわる6つのお悩み「花が咲かない」「冬は殺風景」Q&Aで解決【宿根草ガーデニングの極意】
宿根草は休眠期になると地上にある葉や茎が枯れて、根だけが地中で生き続けます。 四季折々の姿が楽しめますが、時には期待どおりに育たないことも。 【写真8枚】鮮やかブルーで素朴な「プルモナリア」、もこもこふわふわで個性的なフォルムの「アスチルベ」など。育てやすくて美しい宿根草たち 今回は宿根草によくあるお悩みをQ&A形式で解決。育てやすくて美しい宿根草も、参考価格とともにご紹介します。 悩みながら育てるからこそ、得られる感動。そんな宿根草ガーデニングの極意を最後にお伝えしましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
宿根草の花に関するQ&A 「花が咲かない」「花数が減ってきた」
●Q1:毎年花が咲くとは限らないのはなぜ? A1:種づくりの必要がないからです 一年草はワンシーズンだけという短い寿命の中で種づくりをするため、盛んに花を咲かせます。一方宿根草は根が枯れずに残るので、種づくりの必要はありません。 今年はがんばって咲かなくても大丈夫かな…とのんびりペースになる植物も。今年咲かなくても来年を楽しみにしながら、ゆっくりと待ってあげましょう。 ●Q2:年々花数が少なくなってきたらどうすればよい? A2:株のリフレッシュが必要かも 花が小さくなった原因には、栄養不足や根詰まりが考えられます。宿根草は植えっぱなしで栽培できますが、長年まったく植え替えしなくてもよいというわけではありません。 土が硬くなって新しい根が伸びないと、養分を吸収しにくくなります。古い株を株分けしたり、土を更新して植え直したりするなど、株のリフレッシュを促しましょう。
宿根草の葉に関するQ&A 「枯れた葉はいつ取り除く」「冬の殺風景をどうにかしたい」
●Q3:枯れた葉を取り除くタイミングは? A3:すみやかに取り除くのがおすすめ 枯れた葉はどうしても見栄えが悪くなります。養分の浪費を防ぐため、または庭の美しさを優先するためには、枯れてきたらすみやかに取り除くのがおすすめ。 ただ、秋になると赤や黄色に紅葉する葉もあり、冬に茶色くなって立ち枯れた姿も風情を感じさせます。宿根草ならではの四季の移ろいを味わえるのも醍醐味と言えるでしょう。 ●Q4:花や葉がなくなったときに、庭が寂しくならないようにするには? A4:一年草や花期が異なる多年草を上手に取り入れてみましょう 多年草のほとんどは開花時期が2~3カ月で、なかには数週間という短命のものも。花だけでなく葉も時期が終われば枯れてなくなってしまいます。 いつもなんらかの花が咲いている庭にしたいときは、花の時期が少しずつ違う宿根草をうまく組み合わせたり、一年草をアクセント的に植え込んだりするのがオススメです。