来月16日に「観月会」 ろうそく2000本、点灯サポーター募る 三重・明和
いつきのみや歴史体験館と周辺で開催
三重県多気郡明和町斎宮のいつきのみや歴史体験館と周辺で9月16日午前11時から午後8時ごろまで、恒例の「観月会」が開催される。現在、2千本のろうそくを点灯するサポーターを募集している。締め切りは31日。 観月会は、同館の龍笛(りゅうてき)講座の発表の場として24年前に開催。現在は中秋の名月に合わせて、幻想的な風景や音楽を楽しんでもらおうと開催している。 当日、御館(みたち)広場は「十五夜お楽しみ広場」として、午前11時からキッチンカーなどによる飲食販売が始まり、午後1時半からは輪投げなどのゲームコーナー、同2時半からはよさこいソーランやフラダンス、明和音頭の披露などがある。 同体験館では同6時半から三味線、尺八、箏(こと)の演奏会が行われ、第39代斎王役の三田空来さん(東京大学2年)が月にススキをささげる。中庭では竹ランプアートを展示する。 また、約2千本のろうそくの点灯は同6時から、10分の1史跡全体模型周辺で行われ、明かりが照らし出す寝殿造りの幻想的な景色を楽しめる。募集している点灯サポーターは参加無料で、先着50人。小学生以下は保護者同伴。持ち物は点火棒(柄の長いライターなど)。 同館職員は「なかなかろうそくに火をつける機会は少なくなっているので、ぜひこの機会に親子で楽しんでイベントの一つを担ってもらえたら」と話している。 申し込み問い合わせは同館TEL 0596(52)3890 へ。