父の日のギフトにいかが?新潟愛が詰まった〈ニイガタネクタイ -亀田縞編〉誕生
一度は姿を消した〈亀田縞〉の復活
もともと〈亀田縞〉は、湿地だった新潟市亀田地区で、稲作農家さんの作業着用につくられた綿織物でした。 乾きやすい素材と美しい縞模様は全国的に広がり、大正初期には600以上の業者により亀田縞が生産されていたものの、戦争とともに次々と廃業。一度はその姿を消してしまった……という歴史をもつ織物です。 そんな〈亀田縞〉が、2軒の機織工場により復活したのは2002年のこと。そのうちの1軒が、 〈ニイガタネクタイ -亀田縞編〉の製造に関わっている〈中営織業〉なのです。 ■伝統を日常的に身に着ける 一度は姿を消してしまった過去がある〈亀田縞〉。 その背景を知ると、色柄と風合いを生かしながら現代の人が日常的に、長く使えるように……というつくり手のこだわりにも、よりいっそう深みを感じます。 新潟にゆかりのある方なら、土地への愛や誇りを示すひとつの方法として。〈亀田縞〉に心が動かされた方なら、手仕事への敬意の象徴として。もちろん、デザインにシンプルに魅力を感じたという方にも。 会話のきっかけにもなりそうな〈ニイガタネクタイ -亀田縞編〉、手にとってみてはいかがでしょうか。 writer profile Kanae Yamada 山田佳苗 やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。