センバツ高校野球 豊川、愛工大名電 生徒会長 春、ともに待ち望む /愛知
今春のセンバツに挑む豊川と愛工大名電。出場決定を祝う懸垂幕が掲げられるなど、さっそく応援ムードが校内に広がっている。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ◇粘り強く戦って 豊川の生徒会長、金澤駿汰さん(1年)は「野球部は10年ぶりのセンバツ出場で、甲子園で自分の高校を応援できることが本当にうれしい」と語る。 金澤さんは、昨秋の愛知県大会や東海大会の結果を常にチェックしていた。勝ち上がるナインの姿に成長を感じ、東海大会で優勝してからは吉報が待ち切れなかった。「決まった時は自分のことのようにうれしくて興奮した」と振り返る。 普段の野球部は「礼儀正しく、学校の象徴にもなっている」と語る金澤さんは「これまでと同じように、甲子園でも粘り強く戦って勝ち進んでほしい」とエールを送った。【塚本紘平】 ◇声援体感したい 「センバツ出場が生徒同士の話題になり、学校全体が盛り上がっている」。愛工大名電の生徒会長、横井寿哉さん(2年)は顔をほころばせ、「優勝を目指して」と話す。 野球部は昨夏の愛知県大会で3連覇し、甲子園は夏春連続での出場となる。「積み重ねてきた努力の成果。たくさん練習しているのを知っているので、応援にも力が入る」 大会が行われる兵庫県西宮市の阪神甲子園球場での応援も楽しみにしているという横井さん。「球場の雰囲気、声援の大きさを体感してみたい」とし、壮行会を企画してナインを後押ししたいと語った。【黒詰拓也】