自民の佐藤勉元総務相、栃木4区で敗北「結果出せず、おわび」事務所ため息 衆院選
自民党前職の佐藤勉元総務相（72）は栃木4区で、立憲民主党前職の藤岡隆雄氏（47）に敗れた。佐藤氏は比例代表に重複立候補している。総務相のほか党総務会長などの要職を歴任した佐藤氏だが、選挙戦では苦戦が伝えられてきた。小泉進次郎選対委員長や初当選同期の菅義偉副総裁が応援に入ったが、及ばなかった。 佐藤氏は27日午後8時すぎ、栃木県小山市にある選挙事務所に入り、支持者らとともに選挙速報を見守った。午後8時15分すぎ、藤岡氏の当選確実の速報が報じられると、事務所内にため息が広がった。 佐藤氏は「皆さんのご協力をいただきながら、結果が出せずに大変ご迷惑をおかけし、おわびしたい。本当にすみませんでした」と支持者らに頭を下げた。 報道陣から、比例復活の可能性について聞かれると、「この結果を聞いて、手応えも何もない。話すことはありません」と述べ、事務所を後にした。（伊沢利幸）
