南海トラフ地震に備え松山道後で訓練 旅館や商店街など(愛媛)
秋季全国火災予防運動(9~15日)を前に松山市道後地区で7日、南海トラフ地震に備えた合同防災訓練があった。旅館や商店街、消防、医療機関などの計約160人が参加し、宿泊客らの避難誘導や救出の手順を確認した。 訓練は道後温泉旅館協同組合や道後商店街振興組合などでつくる実行委員会が2016年から実施。午前中、同市で大きな揺れを観測し、宿泊施設で負傷者が出たとの想定で行った。 同市道後湯之町の旅館「ふなや」では、従業員が宿泊客らの安否を確認し、4人の負傷者を把握。歩行困難な1人を消防団員が担架で館外へ運び出し、人力車に乗せて指定避難場所の道後公園に向かった。
愛媛新聞社