次期ジューク登場間近!! 日本市場向けあればこうなる予想
2代目はモダンで洗練されたデザインに
2代目でジュークは、初代譲りの丸型ライトなど、ジュークらしさは残しつつ、ボディサイドのキャラクターデザインや大きなVモーショングリル、シャープなテールランプなど、かなり洗練されたデザインに生まれ変わった。新ジャンルを築いたジュークの魅力を基本に、より現代的で洗練されたテイストが反映されているという感じだ。 インテリアもリアビューもアクが強いとはいえないものの、パーソナルカーとしての主張・素養は十分備えていると感じる。初代登場時のようなインパクトはないが、どのSUVにも似ていないデザインは魅力で、普通にカッコいいと思う。 ボディサイズは、全長 4,210 mm、全幅1,800 mm、全高1,595 mm、ホイールベース2,636 mmと、キックスよりも幅広くて短い。日本人が考える「コンパクトSUV」としてはキックスのほうが適しているかもしれないが、クセの強い変化球で攻めた2代目ジュークのほうを、魅力的に思う(日本)人も少なくないと思う。
3代目も奇抜さにこだわってくるに違いない
そんなジュークだが、3代目となる次期型ではバッテリーEVとなるようだ。日産が2023年11月にイギリスで行った欧州市場における電動化戦略の説明の場において、ジュークにバッテリーEVモデルを設定し、市場投入する旨を発表したのだ。 デザインについては、2023年秋に開催されたジャパンモビリティショー2023に登場した「ハイパーパンク」のイメージが取り入れられるとのこと。ハイパーパンクは、巨大な23インチタイヤを装着している一方で、キャビン部分はコンパクトと、どことなくアンバランス。まるで、初代ジュークが初登場したときの「違和感」に近い感覚だ。 日産はハイパーパンクの特徴を、「常識にとらわれない、前衛的なデザイン」としており、ジュークは3代目でも、「奇抜さ」にこだわってくるようだ。ひょっとすると、ハイパーパンクのように、ヘッドライトレス(見えないように隠す)にしたり、ドアが観音開きタイプになる(ハイパーパンクはシザーズドア)などもあるかもしれない。少なくとも、ハイパーパンクの三角形を用いたデザインテイストは折り込まれてくるのではないだろうか。バッテリーEVだけでなく、日本仕向けには、ぜひe-POWERも用意してほしいところだ。 初代ジュークがそうであったように、2代目もレッドやイエローなどの目を引くカラーリングがよく似合う。限定モデルや限定カラーなど、定期的に特別仕様車をリリースするなど、ジュークのキャラクターは話題づくりにも事欠かない。 日産は、欧州での販売が好調で、円安も手伝って純利益が増加したようす。これらで得たリソースは、電動化シフトを中心に使われていくのであろうが、ぜひ日産には、ユーザーのカーライフが楽しくなるような仕組みづくりにも、取り組んでほしいと思う。遊び心が満載の3代目ジュークの日本登場を心待ちにしている。